デザイン(書・印)

印について(制作:川合広太郎)

「數字絲路印」。材は石印材。文字には漢字の基礎となった篆書体をデザインしました。 ユーラシア世界全域にわたって張り巡らされた交易路を、印面に交差する幾何学的な直線で表現しました。印の中心には、その象徴であるシルク「絲」を配しました。

題字について(制作:濱田瑞美)

「數字絲綢之路」。シルクロードで多数出土している漢代の木簡調に仕上げました。

「Digital Silk Road」。人々によって紡がれていった絹の道のイメージを、叙情的にアルファベットで表現しました。

背景の書について(制作:濱田瑞美)

シルクロードの各地の遺跡に、我々は古代の人々の息吹を感じます。その悠久なる時空の推移のイメージを、淡彩であらわしました。

背景の図版について(担当:大西磨希子)

背景に使用した写真図版は、「東洋文庫所蔵」貴重書デジタルアーカイブでもとの画像を見ることができます。

デザインアレンジ(担当:大西磨希子)

上記の印および書ならびに図版を組み合わせてデザインしました。背景の書は、オリジナルの作品をそのまま使用したものと、一部を拡大してアレンジしたものがあります。