石窟考古や敦煌学を専門とする中国の若手研究者による、ペリオ敦煌図録(Paul Pelliot, Les Grotte de Touen-houang)の図版解説です。
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この四枚の写真の上二枚は、いずれも大泉河の解凍時期の状況で、河表面の氷は緩み始め、水が流れ始めた、1909年春の状況であると思われる。下左側の写真は、ぺリオらが莫高窟第三層の洞窟、第428・427窟一帯を参観している状況である。右側は、洞窟傍のぺリオ考察団一行が宿泊し生活していた、上寺・中寺一帯の状況で、その中には、彼らの交通手段である馬隊も見られる。