国立情報学研究所 - ディジタル・シルクロード・プロジェクト
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Richthofen, Ferdinand Paul Wilhelm von (フェルディナンド・ポール・ウィルヘルム・フォン・リヒトホーフェン) | |
1833 | |
1905 | |
ドイツ・カールスルーエ | |
地理学・探険 | |
ドイツの地理学者。シレジアのカールスルーエに生まれ、ブレスラウ・ベルリンの大学で特に地質学を学びんだ。1856年~1860年にはウィーンの地質調査所の魏氏としてオーストリアの地質調査に従った。1860年から1862年にプロイセン大使の随員として東アジアを訪れ、ジャワ・フィリピン・日本を訪れた。1869年から1872年にかけて中国本土を縦横に踏査し、自然環境だけでなく人文・社会・経済・民族・風習などの観察を行い、当時ヨーロッパに知られていなかった中国の実態を明らかにした。帰国後はボン大学、ライプツィヒ大学、ベルリン大学の地理学教授を歴任した。近代地理学・地形学の創始者であり、多数の著作が存在する。各地の旅行記は、当時の中国の事情を知る貴重な資料として今なお高い価値を保っている。「絹の道(Seidenstrassen/Silk Road)」という概念を提唱し、今に至るシルクロード研究の道を開いた人物である。 | |
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