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0447 羽田博士史学論文集 : vol.1
羽田博士史学論文集 : vol.1 / Page 447 (Grayscale High Resolution Image)

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doi: 10.20676/00000267
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は學士の鋭利なる着眼と、合理的判斷とを示せるものにして、此の字の音は茲に遺憾なく斷定せられたるものなが如し、されども此の議論の根柢は、「斛」若しくは「紇」に都出切なる音なしとせる點にあるを以て、萬一此等の文字に此の音の見ゆる遼史について之を検するに、同書には契丹人の名として屡々組里なる名を載せたり、今試みに「乣」字の初めて見ゆる遼史について之を検するに、同書には契丹人の名として屡々組里なる名を載せたり、今試みに「乣」字の初めて見ゆる遼史について之を検するに、同書には契丹人の名として屡々組里なる名を載せたり、今試みに
は「乣」即ち之なり、然るに孝慶秀の契丹名は別にまた迴鑾組里(巻十三)或は有名なる孝慶秀の契丹名を載せたり、また迴鑾組里(巻十三)とも記さるゝよりして考
如き即ち之なり、然るに孝慶秀の契丹名は別にまた迴鑾組里(巻七十五等)の如き、道宗の第二女組里(公巻十二表三)の如き、
ふれば、祖里、組里はもとより組里にして、乣と組(ɡou, ɡui, ɡo, ɡiu)もまた都由切に頼しなる音を持ちたるものなるべし(但し此の音相通
したるものと見るが可らず、されば当時(ɡou, ɡui, ɡo, ɡiu)果して都由切なる音を持ちたるものなるべし(但し此の音相通
kyu の説ありしこととも疑がふ可らず、果して都由切なる音を持ちたるものなるべし(但し此の音相通
とは斷ずべきに非ずとも蒙古の一斛もしくは一紇は乣にして処の誤寫字なり
一躰をいへるものなるかも知る可らざるなり、蒙古語・金の乣とは何等の關係もなく五十騎より成れる家軍の
一躰をいへるものなるかも知る可らざるなり、蒙古語・金の乣とは何等の關係もなく五十騎より成れる家軍の
一躰をいへるものなるかも知る可らざるなり、蒙古語 tsuk, cuk は結合するの意より一躰の義を有し(Kodinetzki, Kalmücko-
Mongolisch-Deutsch-Russisches Wörterbuch)また其のカルミュック語にては一部の義より一躰の義を有し(Kodinetzki, Kalmücko-
Russkii Slowar)を有するが如きも、或は之と關係ある語かとも想像せらるべし、されば余は學士の説がほゞ正鵠
を得たるものなるべしと思ふも拘はらず、未だ全くに信頼するを懸みとす。然もまたこゝに附記すの便
る可らざるは余の續讀せし遼史は明朝覆本と乾隆四年の板刊本とのみ、北監本に至りては今直ちに之を検するの便
宜を有せず、もし北監本にして組里を乣里に作れることもあらんか、一而してまた乣里の正しきことが證明せられた
遼金時代の処軍に就いて

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