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『東洋文庫所蔵』貴重書デジタルアーカイブ

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0024 羽田博士史学論文集 : vol.1
羽田博士史学論文集 : vol.1 / 24 ページ(カラー画像)

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doi: 10.20676/00000267
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先生の祥月命日を一週間先にして、昭和三十二年四月七日、羽田家によって先生の三周忌が善
海雲寺興聖寺で営まれた。その朝、東洋史研究會を代表して宮崎、三島の両人が、先生の親友三島
提雲氏を旅館に訪問して、出版資金の援助を懇請したところ、三島氏は即座に快諾を与えられた。
こうして出版事業は漸く軌道に乗ることになった。
 五月九日、羽田博士史學論文集の編纂出版委員會を人文科學研究所で開き、上下二册として毎
年一册を刊行することにし、上卷歴史篇の編纂出版委員として宮崎市定、神田喜一郎、具塚茂樹、森
鹿三、内田吟風、佐伯富、日比野丈夫、小野川秀美、藤枝晃、佐藤宗教篇の委員長を擧げ、佐伯と佐藤とは共通に會計、塚本善
隆、安部健夫、野上俊靜、小野川秀美、藤枝晃、佐藤宗教篇の委員長を擧げ、佐伯と佐藤とは共通に會計、塚本善
務を掌ることになった。こうして發足した實行委員會は幸いにして順調に事業を進行させてきた。
 印刷は先に「羽田博士頌壽記念東洋史論叢」を出した内外印刷株式会社に依頼した。
 羽田博士の學風に於ける最大の特長は、その豊富な語學力を歴史篇に應用した點にある。先生
はいつも、語學は學問上の武器だと言はれ、そこで先生の著作を歴史篇と宗教的語篇に
分けて見たのは全く便宜上の手段で、先生の論文は全く歴史的な題目を明かにするにも言語學的な考察
が含まれ、同時に言語學的な問題も終極の目的は歴史に近いものを選んだのであるが、読者は恐
らく言語學的歴史篇は、比較的純粋な歴史學に近いものを選んだのであるが、読者は恐

二