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0026 羽田博士史学論文集 : vol.1
羽田博士史学論文集 : vol.1 / Page 26 (Color Image)

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doi: 10.20676/00000267
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學位請求論文は「唐代ノ回鶻ニ關スル研究」と題し、三部より成り、第一篇「唐代ニ於ル回鶻ノ
盛衰」は未公表のものであるが、唐代回鶻史を概觀したものとして現今もなお學者に有益なるべ
きを思い、本書に「唐代回鶻史の研究」と改題して収録した。その第二篇は東洋學報に載せられ
た「九姓回鶻と Toγuz Oγuz との關係を論ず」の抜刷に、原稿紙八枚の補遺(=)を加えたものであ
り、乙はそのまま本書に収めた。但し第三篇「回鶻文字考」の未公表稿本は便宜上、下卷にまわ
した。なおこの外に副論文として「元朝秘史の蒙古の文化」が附録されているが、本書では
は、乙は第一群に属すべき性質のものと考えて前に置いた。寧ろ「漢北の地と康國人」が、回鶻
史の研究を補足して第二群に入るべきものである。遼金と帖木兒とは対象として繋りがないでは
ないかと言われるかも知れないが、共通した類似点は、敦煌・西域の新出史料と無關係なものでは
る。第三群は遼・金及び帖木兒關係のものである。

第四群は先生がいよいよ敦煌・西域の新出史料と眞正面から取組まれた後の、零細な史料を生
かしての研究であり、本書では「中亞探險」以下の十三篇である。蓋し先生の研究第三期を形造
るものであろう。

文化勲章を授與され、佛國學士院ジュリアン章を贈られる有力な根據となったものであるが、既
に等の研究を綜合した「西域文明史概論」「西域文化史」の二名著は、先生が