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0062 羽田博士史学論文集 : vol.1
羽田博士史学論文集 : vol.1 / Page 62 (Color Image)

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doi: 10.20676/00000267
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するを示す、故にもしその馬匹の倒死し、或はその他の不幸に遭遇することあるときは、路上相逢ふものは必らず
その馬を下りて之を使人に供し、決して拒絶するか如きことある、かゝす、これ彼等か常に軽快なる新馬を携さ
へ同様の記事にして、但だ急邏鋪驛の代りに普通の驛站を以てし、(マールコ・マルコ・ポロ)巻四三六頁之に始ん
得る所以なりとす、と即ち急邏鋪に属する騎馬の使者あるをとけ、此等夜の間三十日路を疾走すと云へり、此等附
くとなすものは、オドリクの記する處にして、其速力の驛站の如きは實に「思ふにポロの誤まるふらさへし、もし
者の記する處は果して之を如何に見るべきや、緊急に属する使人の毎驛新馬を得て其行程を急きしものの必要を見る能はされるものならさへ、各急邏鋪驛に存せしといへる馬匹は各驛站に現定せる軍務緊急の使節の騎行するものの必要を見さる可から、吾人は寧ろオドリクの記事を以て正鵠を得たるものも、急邏卒の鈴をかくること
のせしこの課は緊急使節を見さる可からす、而して其符節を以て目撃して記するところは、偶たな元史等の脱漏を
に思ひ合はすれは、其用意は有りも赤い鈴をかくるといふものはもとより誤なるへし、何となれは鈴を用ゐること
補なふに足るものといふへし、またポロの騎者を用意をしめんとするに外ならさるを知る能はされはなり、騎者も歩卒も共に鈴を用ゐあると
らす所以のものには次いふに騎歩、何れの使節を用意す、きやポロの記する所にして
せは、之を開ける驛に於ては使人の準備を爲さしめんとするに外ならさるを知る能はされはなり、只またポロの記する所にして
重んすへきは、此騎は前述の如く殊別の特權を有するものなれ、此等不慮の災の起りて爲めに使命の延達せんことを恐れて
軍務の寸時も忽せにすへからさる使命に至りては、其中途不慮の災の起りて爲めに使命の延達せんことを恐れて

二四