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0137 羽田博士史学論文集 : vol.1
羽田博士史学論文集 : vol.1 / Page 137 (Color Image)

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doi: 10.20676/00000267
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都合好く説明せられる。然も假令この風習の存したことを証し得ないにしても、使者の疾走を海東青鶻の飛ぶこと
迅いの比に比して生じた名稱であるとも考へ得られない。黒鷹牌海青といふ名辭を牌名に冠せしめることにな
つた由来はこれ等の点であるであらうが、この名稱に伴うて、海東青鶻の形を刻出したものであった
ことは疑無い事實である。即ちマルコ・ポロの記す「ところに據して、上に上に註して、
といふて居る。ニールはこれに註して、
著者(圖もる。)以外には Gerfalcon(Shonkár)を附した牌に關して説いたものを認むるを得ない。しかし
ルドマン(Erdmann)に據ると、サライ(Sarai)に於て鑄造せられた金帳汗國の或る貨幣には Shonkár が
見える。
といひ、また ニルドマンの説を註付して、
Hammer の引用した Wassáf の記事中には Arghun Khán から Siráz の知事に任ぜられた Seyad Imámad-
din は蒙古の権力委任の二つの証腋である金の獅子頭と金の猫の頭とを授與せられたといふ語が見える。思
ふにこれは猫の頭ではなくて、Gerfalcon の頭といふべきたり、一層完全であったであらう。……下に示した圖
〔口繪〕は Ionium 即ちポロの言ふ Conia の或る門の上に彫刻せられた通例の Gerfalcon の像を示した圖
ものであるが、その頭は俗に書いた猫の頭と容易に誤られるもので、中世の建築に於て、猫の頭と稱せられる
無恰好な形と著しく類似して居るものである

元朝驛傳雜考

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