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0213 羽田博士史学論文集 : vol.1
羽田博士史学論文集 : vol.1 / Page 213 (Color Image)

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doi: 10.20676/00000267
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誤と見ざる可らざるが如きも、然も今木舊唐書が知りて誤を記し、原とは證證を記したるものにして、册府元龜が
能く其の舊體を存させるものになるか知る可らず、今特にかゝる推察を試みんとするは、嗣聖の年號は云ふ迄も無く
中宗卽位の翌年に立てたるものになるが、證聖は武后の立てたるものにして、嗣聖の年號を廢せらるゝや、其
の復位を見るに至る迄の間は、武后の年號を用ゐるが常なれば、假令證聖は中宗の年號を用ゐることは、疑ふべき事
と見なる年は爵聖中の一年に相當すとは難、覺り此の場合に於て舊唐書より此の一節が舊唐書を以て正しとすれも、
出でたりとするも、此の場合に於て龜の何書の中に記せるを以て正しとすべきが如し、乃解支
の死時は證聖元年か若しくは開元三十五ヶ年の久しきに亙りしものなりとす、若し前者によれば、此の部酋としての在世は十五ヶ
年に止まれども、後者によれば三十五ヶ年の久しきに亙りしものなりとす、今此等の兩者の何れが正しきかに就き
ては確定二代の間に於ける回鶻は、依然として唐の勢力の下に在りて、北方諸部族中に舊來の位置を支持したりしが如
き、此等二代の間、或は唐に抗して破れ、或は突厥の壓迫を蒙りて、南徙せざるに至りしが如き、其の勢
力の消長につきて注意すべきものの少きに非ず、先づ唐との關係を見るに、婆閏の一代は唐に對して全く柔順にし
て、西突厥の阿史部賀當が唐に板き庭州に寇するや、騎五萬を發し、唐軍の主力を賛して破り、更に蘇頡定方に
に從ひ功を建つる所多かりき。此の坂龍を平ぐるを得たりしが、後又蘭嗣案に從ひ、回鶻の軍を率ゐて高麗征伐に加
はり、功之を西方に追蹙し、此の坂龍を平ぐるを得たりしが、後又蘭嗣案に從ひ、回鶻の軍を率ゐて高麗征伐に加

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