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0378 羽田博士史学論文集 : vol.1
羽田博士史学論文集 : vol.1 / Page 378 (Color Image)

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doi: 10.20676/00000267
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らかにして、僅かに此の中の一性なる喝羅勿(疏勒書に喝羅勿)即ち伽羅勿が、貞觀二十一年に爛龍州とせられしことを記せる㊟外、稍えて此の史上に征服の存するもの無く、激勵九性の如き部族と對比せらるべき勢力を有したることは疑無し、思ふべく此等の九性は、元來舊書に「本九姓部落」と記せる以上、之が一箇の團體として存立したりしの闔羅葛は「可汗之姓」なり、思ふに見ゆれば、(新唐書は元來同闔なる三部の團體を構成したる九姓圑體の中の藥羅葛は、同闔が勢盛となるに及びて統合九性中の藥羅葛により首領を立てゝ其の質唐書に、同闔部を「忠貞性地」と記し、此の記事の基を爲せる舊所書の記する所は、必ずしも意を
の闔羅葛、即ち同闔部を有九性地)に至りて列擧せられたるものが、要羅葛により
質唐書には忠羅が如く記せども、此の如く記せば、藥羅葛以下の九性地方に據げ、更に詳しく密・
初めて統べらるゝに至りたるが如く示せるものには非ず、即ち同闔書は前遠の如く涼州方面よりの藥羅葛以下こゝに及ぼせる九性を列擧せられたるものに至りなるものが、要羅葛により
記し、ついで回闔を十一都回書にありとし、之を説明して「本九姓部落」人を置けりと爲すに過ぎるものに如く、されば等しく九
葛邏祿の三部を彼り、即ち裴羅以前より同闔部を構成したるものは全く個別の小部族にして、新唐書が前遠の如くを以
ものは、本部に裴羅、こゝに記さるゝものは前より見たる鐵勒九性とは全く別個の小部族にして、新唐書が前遠の如くを以
姓といふも、こゝに記さるゝものは前より見たる鐵勒九性とは全く別個の小部族にして、新唐書が前遠の如くを以
骨・澤・同羅・拔野古・思結・契苾六種相等夫、不列於數、とせるは、より正確の記事なりとす、然も此の如くなた鐵
勒の九姓團體に屬したるもの、即ち同闔部なるものは本來九姓より成立したるものにして、然も一方來た鐵

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