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0422 羽田博士史学論文集 : vol.1
羽田博士史学論文集 : vol.1 / Page 422 (Color Image)

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doi: 10.20676/00000267
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地理志の突厥九姓なるものは、唐書の書き方に従へば、實は鐵勒九姓と書かるべきを誤りたるものなるこ と殆んど
疑無かるべく〔册府元龜に見ゆるものも此の如きを記せるもの〕、余輩は此等の三州に就きて突厥九姓と記せるものが、九姓鐵勒の誤なる
べきと同一途に辿づるものといふべし、此の如きを記せるものとの間には、實は何等特稿の區別の存する無く、と
のと、東皐闌・燕山・獨龍三州に就きては、單に九姓と記せるものとの間には、
もに鐵勒九姓を指せるに外ならずと爲す。
さて又東皐闌に就きては、新唐書地理志は「以羈縻置、初爲郡督府、并以延陀索葛州、後龍都督府、又分
東部、儻治溫度、後儻三年皆廢、後儻復置東皐闌州に就きては、只だ「儻治溫池」と記し、「獨龍郡督府、并以延陀索葛二十三年折衝涵涵都督之獨羅
勿東州、永業儻三年皆廢、後儻復置東皐闌州に就きては、只だ「儻治溫池」とのみ記せり、此の如き二州を以て、若し余輩の見解が
理志の記すところ各々と眞實にして、而して舊書の記載は「儻治溫池」とのみ記せり、此の如き二州を以て、若し余輩の見解が
正篇を得たりとする所があれば、多蓋葛(多驛葛)・榮結・(られたるものなりの結論五部は(誤に外ならずとする、果して然らば渾濁部
今之に關すると記載を知らず、鐵勒九姓中に於て各部の名稱とは合致せざるものにして、その何れを以て償傭部
の外の四部は、本論に於て見たる唐會所載の九姓各部に本論第二章注釋に於て見たるが如く、兩唐部中の一な
べきかは、考慮を加ふべきなり、尤も獨羅勿なる部は嗢羅勿と言けど、事實上唐會要の記載と矛盾するものに非れども、他鶻の多驛葛・榮結・
(唐書當紀縮傳には嗢羅勿と言けど、事實上唐會要の記載と矛盾するものに非れども、他鶻の多驛葛・榮結・
れば、之を稱するに九姓の名を以てするは、嗢羅勿字は嗢字の誤なること明らかなり)にして、同鶻の多驛葛・榮結・

阿鉄の三部に就きては、則氏兩者の一致を求め得べきに非ず、而して唐會要に見ゆる九姓各部の中、少くとも囲

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