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0444 羽田博士史学論文集 : vol.1
羽田博士史学論文集 : vol.1 / Page 444 (Color Image)

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doi: 10.20676/00000267
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遼金時代の幺軍に就いて

一 箇内學士の「遼金時代の所謂幺軍に就いて」を讀む

 史學雜誌第二十六編第七號に於て箇内學士は遼金時代に所謂幺軍に就きて其の蘊蓄を披瀝せられたり、兩朝の間幺軍なるものゝ在せしことは史書の載するところなれども、其の明快なる解釋に至りては未だ殆んど之を試みたるものあらず、學士の此の「篇は先づ「幺」字の音を考へ、更に其の組織と任務とを論じたるものにして、博引旁證疑なく、當代制度史上誠に此の女字の稿を草したりと、余は學士の数論によりて大に薫蒙を得しが、然も尚ほ一部疑義の釋然たらざるに拘はして重ねて學士の数論はんとす。
 學士は「幺」字の音義を確實なる根據あるべく、此の音義を定むる上に到底闕知すべからざるものたゞ此の書のみなるは実にことを論述せられたり。而して元史に初めて「幺」字を記載するものとして、「幺音冥、斡東君也、凡二十五部蒙」と注せとし、此の説に確實なる根據あるべく、此の音義を定むる上に到底闕知すべからざるものたゞ此の書のみなるは実に行ことを論述せられたり。されど元史類編の著者邵遠平は果して「幺」字の音を「幺音冥」と記したりや、此の書は初め弘閒録として行學士の説の如し、されど元史類編の著者邵遠平は果して「幺」字の音を「幺音冥」と記したりや、此の書は初め弘閒録として行はれ、後に單行せらるゝに至りしことは、學士の旣に解題せらるゝ所の如し。然るに同書大組九年の條に於る幺字の注解には「幺音冥」と云爲せんとせば、先づ繳箇録に據るを以て順序とせざるを得ず、然るに同書大組九年の條に於る幺字の注解には「幺音冥」と云爲せんとせば、先づ繳箇録に據るを以て順序とせざるを得ず。

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