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0450 羽田博士史学論文集 : vol.1
羽田博士史学論文集 : vol.1 / Page 450 (Color Image)

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doi: 10.20676/00000267
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れ兩語の一方を寫したりとせらる、女字史以て、更に他方の語に該當せしめんとせらる、に至りては余輩は其の
可なる所以を認むる能はず、もし「乣即軍字」の設に據りたるものと見るべきなら、此の語は滿洲語、女眞語に明らかに存し、
契丹にもまた必ずや存したるべき「紐軍名」もしくは「遜察紐」を「國解に見ゆる「紐軍名」もしくは「遜察紐」の解釋
を重要視せさること前述の如し、遼史國解に見ゆる「紐軍名」もしくは「遜察紐」の解釋
は、或は乣は軍隊の義なりと解釋せらるるにもあらざるべけれど、然も若し此の如く解かんには、遼史金史等の兵志
に見ゆるが如し、此れ唯だ西北方の蒙古人の防禦、或は陵墓営殿に任じたる軍を乣といひ、また其の軍
に屬するものを乣人、或は呼ばれさる答なるに、廣く軍なる意を有する gotha を寫したるものと見る
能はず、思ふに遼史語彙の「紐軍名」といふは、遼史金史等の軍中の「二乣と名くる軍事に制限なく、而して極めて一般的の
処に存在する意が同義(學士は遼の「紐軍名」と作れるべし、學士は乣の語原を、「せられたるこ」とに前述の如し、然もまた此の論の末尾
嚴なる語(學士は軍と同義(へ)せられたるべき)sari- sari- cheng 等に次ぐんとせられたること前述の如し、其の軍を乣軍とよびには
に於て、「五十騎」乣なる見解より、「乣なる見解上」、今此の兩側の觀念を結びつくる時は、畢竟蒙古語、契丹語、女眞語の sari- sari-
あらざるか」と說れたり、今此の兩側の觀念を結びつくる時は、畢竟蒙古語、契丹語、女眞語の sari- sari-
cheng 等は五十騎を單位とせる軍なるべしとの結論を得べし、されど此の如きは學士の意にはあらざるべし、そ
は兎も角余は乣を以て軍の義と解し繋ぐ軍の名假令は遼の護衛軍、屬珂軍、遼探
欄子等と對次すべき名稱なるべしとなすの當れるを思ふ、然て其の原語に至りては今知る所なきを惜と、學士の

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