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0467 羽田博士史学論文集 : vol.1
羽田博士史学論文集 : vol.1 / Page 467 (Color Image)

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doi: 10.20676/00000267
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除あり」と記せる、あるのみ、然れども既に処に以上は、此の文字を以て蒙古語の bui(即ち「彼」)なる
音を寫したりとて、何が故に蒙古語の乃即ち五十騎より成る「隊」の称呼は、遼金の乃ならざる可らざる理ありや、
従ってまた之が該語なる gar の頭音を寫したるものとせざる可らざる理ありや、もし遼金の乃軍が五十騎を以
て編成の単位とせ、若くは蒙古の料或は乃が、「隊名也」との解釋の存するあるなく、ここに初めて此等
の両者を同一語なりと言ひ得ん、然而も処軍編成の単位については、もとより何等の徴證あるなく、また蒙古の料或
は処は所詮五十騎より成る一「隊」もしくは「軍団ち一打つ」と遼金の乃、即ち學士の意を語原とせ(そして乃)
「孛ふ」の義を語原とせる「軍」なる語団ち gar、と遼金の乃の処とはたゞ同一文字によりて表はさるゝもの
なりとの解釋は存せざるなり、推測なり、されば蒙古語の乃(そして乃)と遼金語の処(そして乃)に相当するもの
偽に同一語なりとは、料明らかなる事実に非るべし。
第二には果して、料が乃の「誤營として其の史乗にも存すべきことと彼の八旗営署の名の如きものに倣ひ蒙古にも存しならば乃もしくは乃軍なる
名は必らずまた蒙古の軍として徴明ある制度として蒙古にも存しならば乃もしくは乃軍なる
回も之が見えざるは如何なる理なりや、元史征征録等に借りに此の名称を認むと雖、これは盡料とは蒙古の軍にあらずして単に五
て遼金に之が存して蒙古にすぎずして適證として見なる可きものに止まれり、こは盡料とは蒙古の軍にあらずして単に五
十騎の一隊を称する名についての、學士の懸切なる一証示教に接したるに拘はらず、余の不敏なる未だ意
以上前回匠に試みる八項の眞義については、學士の懸切なる一証示教に接したるに拘はらず、余の不敏なる未だ意
くゞを晴るを得ず、重ねて思ふ所を述べて清響を煩はさんとす。然れども乃学の音については學士が前回匠に遡字
遼金時代の乃軍に就いて

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