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0545 羽田博士史学論文集 : vol.1
羽田博士史学論文集 : vol.1 / Page 545 (Color Image)

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doi: 10.20676/00000267
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龜茲・于闐の研究

印度歐羅巴語に屬するトカラ語、東イラン語などいふ死語が、東トルキスタンから發見せられて學界を驚かしたとは、旣に十數年の昔になつたが、此等の言語はこれが行はれた時代及び地方に於ける日用語であつたか、それとも一種の政治語とでもいふべき向また此等の言語はこれが行はれた時代及び地方に於ける日用語であつたか、それとも一種の政治語とでもいふべきもの、假令ばそれ等の地の征服者の間に於ける通用語で、土語は別に存したものではなかつたかといふやうな問題は、比較的求く論定されなかつたのであるが、一九一三年にコレージュ・ド・フランスの教授 Sylvain Lévi 氏が先づ B 稱のトカラ語について此等の問題を論じ、ついで翌一九一四年には諾威クリスチャニアの大學教授 Konow 氏が東イラン語について同様の研究を公けにした。此の両個の研究は一は今の庫車附近から發見された文書を資料とし、二は和闐附近から出た文書を資料としたものであるが、その研究の仕方は殆んど全く同一であつて、文書中に見ゆる國王の名及び支部の記録に求めて文書作成の時代を明らかにし、文書の用語であつた(龜茲・于闐の國語であつたことを論じ、且此等の官語は民族の標幟ではないにしても、此等の研究の結果を他の史上の事實と斟酌して少くとも龜茲・于闐の國語は民族の標幟ではないにしても、此等の研究の結果を他の史上の事實と斟酌して少くとも龜茲・于闐の住民が唐代アーリア人種であつたことを否定することは出来ない。東方佛教の上に此等の両國が占める重

龜茲・于闐の研究

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