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0552 羽田博士史学論文集 : vol.1
羽田博士史学論文集 : vol.1 / Page 552 (Color Image)

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doi: 10.20676/00000267
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が Vijayavāhana の兩文書の言語は王の時代に於ける于闐に關係したものであることを充分に証明するものであること推測せねばならぬ次第である。かれば此等の兩文書の言語は于闐の國語であったことを當れりとするものである。而して此の國語は基督紀元以来引き續いて于闐の地で行はれたものであることを信ずる。
 かくて此の出所不明の且不明の言語で記した文書を、美事に于闐の域内から出たものであることが明らかにし、此の言語が于闐の日用語として使用されたものであったことを論定したのであるが、更に進んで此の文書に見ゆる弟七に記されたる Vijayavāhana 即 Vijayavāhana が、此の時在位したものであるかを研究して、此の女書に見ゆる于闐王及び事績と名を比較して、第二十年の年代を定めやう安部正史の于闐に關した記載と資料前進の西蔵の文學中に見ゆる于闐王名及び事績を比較し、漢書以下唐書に至る近況の安部正史の于闐に關した記載と資料前進の西蔵の文學中に見ゆる于闐王名及び事績を比較して、順次両者に見ゆる王名及び于闐王事績と名を比較し相一致せしむる方法とし、終に西蔵の表に見ゆる Vijayavāhana、Vijayavāhana は唐書の伏闘に關した記載と資料前進の西蔵の文學中に見ゆる于闐王名及び事績を比較して(伏闘に關したものと見ゆる如く 弟等の)なる語に見ゆる如く指べしとの論結に至る方法として居る。此の長い間に亘る両記録のファンデュイケーションは、其の富否の空響は頗めく指いて、顔ぶる興味に富んだ所であるが、こゝには愈く省略に従ふ。
 最後に氏は此の種類の文書の中には、前に記した如く「あることを注意し、而して此の Kṣaṇa なる語によって、日附けをせずに Kṣaṇa なる語を用いたもの、若しくは此等の両者を併せ用いたものがあることを注意し、而して此の Kṣaṇa なる語は、庫車の近傍より見出された Kṣaṇa の語に反んで居る。
 前の Lévi の論文中に解く能はずとして残された、所目 B の語のトカラ語なるもの、面して若等が纏語語と解す