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0568 羽田博士史学論文集 : vol.1
羽田博士史学論文集 : vol.1 / Page 568 (Color Image)

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doi: 10.20676/00000267
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就いて見ると其の性質は教義の研究からは勿論、其の他の諸方面からも極めて重要なものであって、彼の羅振玉氏
によりて出版された北京に在る摩尼經や、前記の摩尼光佛教法儀略、其の他パーラギー、ソグド、トルコ語などで
書かれたこの教義の残証と對照して發明する點が多い。内容の項目だけでも矢吹博士の抄出せられたもの後に
接して偈歌王上明尊偈文、法王作之、歡五明文、諸眾関作(兩疊)。第一、句齊明文、凡七十八業、分四句、未後冒幕圍攞が
あり、偈歌王上明尊偈文、一々之用ゐる場合を示し、第二、凡常日結末後結願用之。此
偈讚明尊光後結聽持願文。此偈讚日光後結聽持願用之。此偈讚几至英日光訖後結聽持願用之。此偈讚結末前乃用之。此
之、以下更に多くの偈文が続く。

偈你差沙機様文と見え、また博士がその最初の項として「讚夷散文」と記されたのは「此偈讚□□□覺讚夷散文の位置の甚
だである、其の他に誤積も存在する。□□覺讚初め、其の他の偈文に依ると摩陀教に於る耶離諸魔鬼経の甚
の密接の関係に在ったものであること、今記の事蹟に此れだけの斷簡が現れたとすれば、恐らく何人も景教経
の疑讚の「句だと斷定するに躊躇しないだろうと思ふ。

現今疑讚中 速引令安清淨地」などと若者□□單獨に此れだけの斷簡が現れる。「唯願夷散陰魔悲 解我離諸魔鬼経
また殘卷中にはパーラギー語の偈讚をそのまゝ漢字で音譯したものが三篇挿入せられてある。第一は殘卷の首
部□□□覺讚夷散文の前に接して記さるゝもので、残存の五行中上部を残缺してゐるが、其の余の二篇は完全に
存し、第□の偈の初めには「夫傷宣宣依梵」と記し、第三の偈の初めには「初覺讚文夷散文、義理幽玄、宜從依梵」と
記されてある。梵といふのは此の場合無論パーラギー語を指すものであり、讚文夷散文は讚夷散文の誤で、作字の上

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