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0573 羽田博士史学論文集 : vol.1
羽田博士史学論文集 : vol.1 / Page 573 (Color Image)

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doi: 10.20676/00000267
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編纂に當つて糶糴の女字を用ゐることを忌評したのである。然しながら非貨は非貨として記さなればならぬか
ら、乃も改字省字の法を創めたのであるが、糶糴はもと達恒と書き、此の字は即ち糶字に關係して南宋以後の書に於て誤つて糶糴と書かれるゝに至つ
た。元來糶とという字は北宋の中葉までは無かつたもので、此の字は即ち糶字に關係して達恒と書き、中には忘れられること
になつたものである。所で遼金の史料中には糶糴とか達恒とかの諸字が錯出したであらう、し、中には忘れられること
達とか二粗糴とかに作つたものもあつたであらう。此の倒置の形は糶糴の二字と似てゐる。當時の史料中には
或は二三誤つて此の倒置にその誤らざるものをも書き交えたであらう。そして元の史臣
は其の誤を利用して此の倒置にその誤らざるものをも書き交えたであらう。そして元の史臣
等の忌諱を避けたものならぬと思はれる一時の忌諱等のうつかり改めるに及ばなかつたも
のか、遼史の聖宗紀に於て只だ一ヶ處だけ置いて、後人の考定を得たうとしたものであるかも知れないにある。
のか、それともこゝに間隙を存して居るが、これは史臣等のうつかり改めるに及ばなかつたも
自分は王氏の論述の明快な間際を存して居るが、これは史臣等のうつかり改めるに及ばなかつたも
のだと知り、別にまた我が學界の外人に知られざるを稱嘆すると同時に此の問題に觸着するも
惜まざるを得ない。本年初頭の史林に於て知られざるを稱嘆すると同時に此の問題に觸着するも
書論文に注意を拂はなかつたことを遺憾とし、それによつて生じた日本の學界に於る印刷の起原を論じたが、カーター氏に對して、
官に發憤する誇命を拂楽せしめたことの無常を嘆ずるものは、日本の學界に於る印刷の起原を論じたが、カーター氏に對して、
次の諸篇の存在を告知することを勸めないであらう。①此の問題は當時の歴史研究に從事する誰もが達着する所
であつて、決して新しい疑問ではない、從つて松井學士は契丹可敦城考附囿卜考に於て、ついで箱内博士は糶糴考

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