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0584 羽田博士史学論文集 : vol.1
羽田博士史学論文集 : vol.1 / Page 584 (Color Image)

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doi: 10.20676/00000267
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れと異る所は始めの「大月氏國王治藍氏城」から、班固が當時に得られた長安及び都護よりの距離と、戸日の數と
を添加し、且つ史記の「獨立して記された大夏の記事」を改めて史記の體裁数大月氏の記事中に収め、これに五郡侯の記事を加へたに過
ぎない。大夏の記事は史記の體裁整理に過ぎることになつたに違ない。其を前漢書には、史記にふ關
係から生じたこと、桑原博士の說かれたやうに全く體裁の整理に記すことになつたふ關
嫣水の南に在つて大夏の都であること、文字は二字ともに異つて居る藍市城を記したものと認めるが、一般に藍は字書の類似から藍を誤つたも
の、市と氏とは同音もしくは甚だ相近い音を見て、同一地名を寫したものと認めるが、余もか
く認めることに於ては同意するが、併しながら藍と藍を用ゐることになつたのは字書の類似の爲に書き誤られて居るやうで藍市城は