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0635 羽田博士史学論文集 : vol.1
羽田博士史学論文集 : vol.1 / Page 635 (Color Image)

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doi: 10.20676/00000267
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費用を示したものと考えられる。かゝる記事は現存唐代に關する何れの地理書にも、余の知る限りに於ては示され
て居るものなく、其だ貴重な資料を失はぬと思ふ。とろでこの費用は何時のことに關するものであらうか、
余はこれをも亦大中四年の時代も記されてゐるけれども、各州縣の名の下に見える同一行中の戸數や籠數を以
前述の如くまた調査に據ったものと見る以上、これについても同様によく認めるのが適當であらうと信ずる。
十八年の頃に據ったものと見る以上、この書中には開元二

一一、殘卷8行以下28行に至る當の郡普・且元の地に關する記事が、沙州の條下に於てその屬縣の次に記され、唐
代地志中の異例を作して居ることについては前に述べた如くである。實に元和郡縣志にしても、舊唐書の地理志
しても、殆んど全くこれ等の地については觸れるところ無く、僅に前者が沙州の位置を示したところに「西至石城
鎭一千五百里」と記し、それがこの書に一千五百八十里と記して居るのと略ぼ合致するものあるのみである。た
だ新唐書の地理志には、これらの地方の四つが記され、その慮四十西州浦昌縣の條下に
 浦昌城中 本肆庭州 後來爲