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0682 羽田博士史学論文集 : vol.1
羽田博士史学論文集 : vol.1 / Page 682 (Color Image)

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doi: 10.20676/00000267
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達して居ると考へる。

四 諸宗典の發見

支那や中央亞細亞に行はれた宗教の經典で、從來殆んど、若くは全く知られなかつたことは、
またその文化史上の大事件である。經典の種類より區別と漢文との六種に分たれ、その國語よ
りすれば此の地方に旅行して見聞を書き付けた書物の中に、他の宗典については兎も角、少く
とも佛等が親しく此等諸偈の地方に旅行して見聞を書き付けた書物の中に、誠に不可思議の次第と言はもよく、佛典丈けに
ついて此等諸偈の翻譯に關して最も詳細の有様を傳へて居るのは佛典であつた、就中漢文のものの最も多く、西夏文囘僧
文のものが之に次いで居る。その他の三種の國語で書いて居たものは、今日迄に發表せられたの、若くは自分の見聞したものに就いていふの
三者に及ぼないやうである。併しながらこれは數量に上つて居るかは明らかには分らない、
であつて、實際歐洲各國に蒐集せられた各種の經典が、如何なる數量に上つて居るかは明らかには分らない、
上述三種の印歐語族の佛典も法して少からぬが、研究の困難な爲西夏文の佛典の如く一所に集まつて宗全に
從つて此の有様は勿論佛典の分布の多少を示すものではない、殊に西夏文に源流に歸したものも少からぬものもあり、
保存されて居つた多くのものもあり、また今も埋没の狀態にあるものに對して數量の上から如何なる部分に當るかは全く不明である。さて此等の
來發表されたものが嘗て存在したものの

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