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0802 羽田博士史学論文集 : vol.1
羽田博士史学論文集 : vol.1 / Page 802 (Color Image)

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doi: 10.20676/00000267
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ひることになったもので、漢交化を攝取しながら、それよりも一層發達進歩した組織を案出することになったので
ある。こうして便利な國字が國語を寫す爲に普通に使用せられるやうになったことが、かの王朝時代に於ける國交
の大發達に至大の關係を奏したものであることは、またここに詳述を要しないことである。但し假名の使用に於て
學のやうになってから後も、漢字の使用が怠まず、今日に於ても漢字廢止や制限の議論が行はれてゐる情態に在ら
れるやうにしてから後も、必ずしも假名が國語を移すに不便であるが爲ではなく、ここに述べるところと、支那文化の影響を受けて居
の歴史的因襲的發達から考へるべきことで、これと別個の問題である。各民族の間に於ける學問、教養としての漢字知識
さてこの有様をまた他の東亞諸國に於けるものと比較して見よう。これは別個の文字を案出したものは少くない。例へば丹印ち目
ら文化を進歩せしめると共に、民族的自覺の下に各々漢字とは別に目からの文字を發明して使用した。然るに此
女値即ち金、タングートも作られたのであって、即ち西夏の如き民族の出來上ったものに漢字にも更に一層複雑ともいふべく此
等の文字は漢字に倣って作製せられたのであるが、その類に過ぎないのである。あって、「彼我を比較して考へる時、吾人は深く我が祖
女字を備へた漢字ばかりに進歩發達した組織を有する文字を稱するに便利なものに漢字よりも寧ろ改惡ともいふべく我が假
名のやうに進歩發達した組織を有する文字を稱するに便利なものではなければならぬ次第である。
先の容智と明敏とに敬意を表し、感謝を禁じ得ないのである。一體國語は國民精神の外に顯はれたものと
女字について達べたのに關聯して考へると、國語の複雑滅亡を意味するものに外ならぬ。我が國語はそれ自身の於
いふべきその風雑や、滅亡は即ち國民精神の衰微と關聯して開闢以來今日に至るまで能くその命脈を傳へ、外來文化の爲に
ける變化發達こそあれ、日本民族固有の言語として開闢以來今日に至るまで能くその命脈を傳へ、外來文化の爲に

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