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0213 羽田博士史学論文集 : vol.2
羽田博士史学論文集 : vol.2 / Page 213 (Grayscale High Resolution Image)

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doi: 10.20676/00000267
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十五の前に、二十四の裏に当る牛枚が残つてゐる。外に一より十六の丁附けを有するものと(その内四、五の両紙は白紙の儘に残されてゐる)、丁數不明の裏面だけを残した一枚(寫眞は参照)とが、細めに成つて、體裁上明か
に前記二者と同一の本に屬するものがある。大笑物館では、之を 001 即ち第一冊の一部分として扱つて居ると見え、特別に番號を與へずして其の束の末に附し、Serindia の Plate CLXIII に、此等の一者は明かにそれぞれ別冊の殘卷であると。こゝには便宜
上、此等の内、一二十六の丁附けのある分を Ch. XIX. 001ª と稱し、丁附け不明の牛枚の殘簡を Ch. XIX. 001ᵇ
と稱して置く。

三 卷 名

前項に記した四種の殘卷の中、001 には其の卷頭に漢字で「阿毗達磨倶舍論實義疏卷第一」と記し、卷尾即ち一の小口書にも「疏第一卷」と記されてあり、倘此等兩者の直後には、同國文で其の翻譯が記されてあり、其の他上方
の百四十九丁の終にも同様の女字が記され、此の一冊が所謂疏義の第一卷なることは疑を容れる餘地はない。
002 は首尾共に殘缺して居るから、其の卷名を直ちに割定しかねるが、幸に上方の小口書に、半分以上も殘つて
居る漢字は、明かに「疏第四卷也」と記されたものであることを認め得る。然るに第四卷即ち 001 の八十大枚裏に
は「上籍眞說宮」と記して、之に對する同僧父の翻譯を施し、其の次に「第四 bsḥad-ḥmun…」と見え、また第四卷第四冊ち 002 の五十三枚目裏には、第三行から結尾に至かは

初卷丁也。第二 bsḥad-ḥmun 第三 「疏第   步士」 第三行を改めて、印於