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0510 羽田博士史学論文集 : vol.2
羽田博士史学論文集 : vol.2 / Page 510 (Grayscale High Resolution Image)

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doi: 10.20676/00000267
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居るからである。これによると原本は二十卷で、一々の語は天文、時令、地興といふ様な類の下に集録したもので全體で二百八十類に及んだものである。

次に有名なる乾隆の時代となつては、清文鑑の増訂は、實質に類々として行はれて書物の歴史の上に二つの珍らしい例を残して居る。先づ第一に挙ぐべきものは皇朝通志にも此の書名は見えて居るが、何年に出来たか記して居ない、しかし其の序文は蒙古語を對せしめて作られて居るから、思ふに此の年迄成って刊行した鑑〕なるものが出来た、これは最も廣く行はれ、我が國圖書館時代の満洲語學者なども最も利用した所の「御製増訂清文ものであり、これは前の清文鑑の満洲語に蒙古語を對せしめて作られて居るから、

第二には出清文鑑として最だ乾隆三十六年に出来たものであるが、もとの清文鑑或は音漢清文鑑と比較して見ると、字書として此処に発せられた其の體裁は其の右に満洲語を、乏と並べて、右に對應の漢語を書き、満洲語の左には漢字で其の発音を示し、同様に漢語に用ゐる他の一方を知ることが出来るのであるが、此の點を賞讃して、「伏而讀之、手數のれて居る。満洲語といはなければならぬ、此の書を用ゐるに、四庫全書總目提要にも、此の點を賞讃して、「伏而讀之、手數かつた失けに、満漢何れかの文字言物といはなければならぬ、比の書を用ゐるに、四庫全書總目提要にも、

因漢文可以通國書、甚だ便利の書物といはなければならぬ、亦可云包羅巨細、辨別精粗者矣〕といふ迄見て居る、而して増訂の程度は亦可以通漢文、形整訓詁、無所不具、亦可云包羅巨細、辨別精粗者矣〕といふ迄見て居る、而して増訂

の程度は亦に止まらないで、其の新増の語の數も序文によると「綜計積入新定國語五千餘句〕と見えられてある、補篇と

つて卷數も増加して三十一卷となり、別に補輯四卷を加へ、又た總綱八卷、補總綱一卷が附けられてある、補篇と

四四八