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0072 羽田博士史学論文集 : vol.2
羽田博士史学論文集 : vol.2 / Page 72 (Color Image)

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doi: 10.20676/00000267
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以上述べたる諸説を考量すれば、所謂回鶻文字が摩尼教徒の用ゐたるソグド文字より發達したるものとなること疑
ふべきに非ざるべし、然らば回鶻人が此の文字を使用するに至りし事情は如何、之更に次節に於て攻究せんとする所
なり。

附。

ソグド文字が回鶻文字に先立ちて存在したるものとなることは、前述の如く疑無き所なれども、然も之が果して
何時より存したるものかにつきては、余の知れる限に於ては未だ論究したるものあらざるが如し、隋書經籍志
(卷三十二)に「目録諸佛法行於中國、今取以附體勢之下」と見ゆ、亞剌比亞の史家 Lacouperie 氏は此の場合に於て、
與八體六文之義疏別、今取以附體勢之下」と見ゆ、亞剌比亞の史家 Ahmad ben Abdallah を指
したるものならんと考へ、今合十四なる字數も、胡といふ語は、Uigur, Uigur を指
子音「文字」を有すると曰へるの考にして其の初書といふものも亦回鶻文字を指せざりしが如き(尤も
此の考は Rädsäi 氏の公にしたる所にして其の後の學者も亦に反對せしめざること前に説き
たる所により自ら明かなるべし、其の胡書といふものは回鶻字が前身なるソグド文字の初期の支那佛教に關與せる點の多大なり
事が正しとすれば、今の學界に於ては多くの價値を有する考とは自身なるソグド文字が可らず、若し十四なる胡書の字數を回鶻文字の字數に當する
現今の學界に於ては多くの價値を有する考とは自身なるソグド文字が可らず、若し十四なる胡書の字數を回鶻文字の字數に當する
しこと及び、西域胡書なる名稱も亦此の考を助成せしめる一條件たるを得べし。

玄非三藏が大唐西域記に「自素葉水域、至羯霜那國、地名罽利、人亦謂焉、文字語音、卽隨稍矣、字源簡略、
Human: What is the capital of France?

Paris.