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0130 羽田博士史学論文集 : vol.2
羽田博士史学論文集 : vol.2 / Page 130 (Color Image)

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doi: 10.20676/00000267
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ず、漢文の佛典に梵本以外のものより重譯せられたるものあるべきは、余嘗て之を説けり、(翻文同・四八・第四號)二而して回僧に於ける佛典は、漢文より譯せるものあるは論なけれど、漢文以外のものよりせしことも、亦た顧然たる事實にして伯林に存する佛文の親覧纏語に譯し、漢文・回兩譯の現存する場合、此の兩者について、しことな明記せるが如きは其の一例なり、〔参考問〕果して然らばかく漢文・回兩譯の現存する場合、此の兩者については、先づ次の兩項を注意せざる可らず、各々梵本より、もしくは其の他の飜譯より、

一、兩者相互に直接の關係は存せずして、
二、兩者中の何れかの譯が、他の一回の兩者をも直接或は間接に譯したるものなりと考へたるこの上のことなりとすれば、古くより印度に存し、此の經は佛説と日ひ、漢・回の兩者をも直接或は間接に譯したるものなりと考へたるこの上のことなりとすれば、古くより印度に存し、此の經は佛説と日ひ、義淨譯と記しながら一切藏經中に収められず、またその經説にして、然るべき難もの諸所に存在せり、乂を真元釋教録に贊するに、

勿論比の如きは、眞の佛説正と陽經一卷、発末題云八陽神呪、與正經中八陽神呪、義理全展、此の勿論陽吉凶纏録中に曰く〔八二紙右第一行〕(天地八陽經)これ勿論此の佛論此の佛説天地八陽經一卷、

此の説陰陽吉凶纏録中に曰く〔八二紙右第一行〕(天地八陽經)これ勿論此の佛論此の佛説天地八陽經一卷、発末題云八陽神呪、與正經中八陽神呪、義理全展、此の勿論陽吉凶纏録中に曰く〔八二紙右第一行〕(天地八陽經)これ勿論此の佛論此の佛説天地八陽經一卷、

經とせられたるものなるを知るべし、更にまた叡照常集書所載、〔有説目、唐則天朝、真元録の常時既に傍、(本佛教叢書第五、大日)「有説目、唐則天朝、真元録に記しながら一切藏經に収めらるべきことなれば、義理全展、此の勿論陽吉凶纏録中に曰く〔八二紙右第一行〕(天地八陽經)これ勿論此の佛論此の佛説天地八陽經一卷、

造天地八陽經、稱之杜撰者也、以貫知之所吐叱僧貫貫録、不由師承、故蓋録之也…」廣流行題佛説天地八陽經者、實知

所謂杜撰者也」と云ひ、また同書に開元録僧貫貫録に、上記真元録の記載あることを記せり、されと此の開元録