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0223 羽田博士史学論文集 : vol.2
羽田博士史学論文集 : vol.2 / Page 223 (Color Image)

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doi: 10.20676/00000267
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くは稍々變化した音で回鶻字に寫されて、本書中に取り入れられて居る漢語の事である。(例へば、もし
漢語がそのまゝに、もし
gangi「冊字の如く」、此等については別に、拙ずる機會に讓るとして、ここには別に、漢語の下に置く字行
書いた儘に、直に下の回鶻文に續けて用ゐるものと、また回鶻語との兩様の例について、漢字で書いた漢語の下に置きたい。前者の例は
等の兩者について初めて説めらるやうに、「是訓」「者楚扁」、「是訓」「者 ākṭua buyan-ī」とかいふ
下の評例Ⅱについて説めらるやうに、「是訓」「者楚扁」の譯であるのを、他は
きがそれ、此等の句は、「是訓」「者楚扁」、「是訓」「者 ākṭua buyan-ī」もまたソグド語、もしくは梵語から入り込んだものであるが
其の儘に漢語を用ゐるのであり、「是訓」「者 ākṭua lan」として、「如来」「已」として第三(かへる
後者の例は、同じ譯例の中に説めらるやうに「扁」「如来」「已」として、また「三」bïng として第三の意を示
例はまた他の外國語、即ち梵語などを取り入れた場合にも説められる、また「三」bïng として第三の意を示
すがかえそれである。多分 三は回鶻語で üčüne、üč を「三つ」と読んで、次に
舉げる例から推すと、多分 三は回鶻語で üčüne、üč を「三つ」と読んで、次に
と讀んだ場合に相當する語として、回鶻語には「みつめ」
と讀んだ場合に相當する語として、回鶻語には tängri
舉げる例を拾ってみれば、漢語の「天中天」に相當する語として、回鶻語には tängri
tangrisi buyan、という形があるが、本書 Ch. XIX. 001a には、「天を「天天 si buyan」もしく「天天 si buyan」を用
と書いてある。天は回鶻語には tängri tängri tängrisi tängrisi buyan、という意を表す音に「天天 si buyan」、漢字を用
のながら、之を読み下す時には tängri tängri tängrisi tängrisi buyan、という意を表すに足るものである。以上の諸例は我が
 回鶻譯本安慧の倶舍論實義疏