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0281 羽田博士史学論文集 : vol.2
羽田博士史学論文集 : vol.2 / Page 281 (Color Image)

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doi: 10.20676/00000267
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(クァスァニフトのスタイン氏の得たるものは、ルコック氏之を英譯して、Journal of the Royal Asiatic Society, 1911に披載、魯得堂四品のものはラドロフ氏之を譯して、千九百九年 Chsusuanit, das Iussgebet der Manisäer のなれ)
り發行せり。

五類の魔の名は殘經中に明らかには數へられど、然も亦猛火、毒、烟霧、暗黒の四者は惡魔の力能として諸所に記されたり、而して此等の五明、五魔を以て此世界を作れりと成すものは、實に二教の精神とする所にして、是に於て世界の明暗兩者の準關が永久に斷えさるを說くものなりとす。殘經が此點に於てフィーリストの記する所と一致すること、恰も此等の五節が暗冥無明境界に存在せしやについては配する所なければ、必ずし先きに魔軍との戰に敗れて殘經四枚右に記する所に至りた事情を省略せしに止まるなるべし。
更に又殘經四枚右に記する所によれば、智惠の五明を擧げたり、之れ亦たフィーリストに記せる明神の五從屬に比するを得べし、即ち