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0299 羽田博士史学論文集 : vol.2
羽田博士史学論文集 : vol.2 / Page 299 (Color Image)

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doi: 10.20676/00000267
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には暫らく布施論第三の數節を抄出して對照の便に供して置く、

世尊曰、如有人布施時、勿須遣世眷知識、然給布施、若左无布施、勿令右手覺、若然後問汝處作肌過、勿聽
外人眼見、如外人知施、會須一神目見、汝給其禮家放得眀、若其乞願時、勿漫乞顧、有財物、一還客怒騷數、
汝亦遠放將劫、財物皆須向天堂上、必然不壞不失、計論人、時兩箇性命天下、一即是財物、若无財、惑
時有隱着交去、勿如三忠、一天眷、二即是財物、若无財

馬太傳第六章二是故に施濟を行とき人の榮を得んが爲に會堂や街衢にて偽善者の如く螺を己が前に吹しむる勿れ
我主に告に皆な彼等は其施濟の隱れんが爲に報賞を得たり三なんぞ施濟をするとき右の手のすることを左の手に知する勿れ
勿主四如此するは皆な爾曹に告に然らば隱れたるにまゝ爾の父は四一五顧に然ども人の罪を報ひたまふべし……

……一四爾曹もし人の罪を免し給はば天に在ます爾曹の父も亦なんちらの罪を免し給ふべし……
ぞば爾曹の父もし人の罪を免し給はざるべし……一九爾曹さり盗穿ちを免し給はずまゝ爾の父の地に然ども人の財を蓄ふべし……
ること勿れ二〇蓄くひ銹くさり盗穿ちを免し給はずなんちらの財の在ところに心も
赤あるが可けれ……二四人は二人の主に事ふること能はず二五蓄しなんちらの財を愛しみ此を飲み彼を
疎べければ何を衣んと憂慮こと勿れ生命は衣んより優り身體は食んより優れるものならず乎
また身體の爲に偽に何を衣んと憂慮こと勿れ生命は衣んより優り身體は食んより優れるものならず乎

一三七