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0300 羽田博士史学論文集 : vol.2
羽田博士史学論文集 : vol.2 / Page 300 (Color Image)

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doi: 10.20676/00000267
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本文は尙は馬太傳の文句を追ふて進んで居る、尤もかゝる文句は馬太傳の外路加傳にも見えることは好く知
らる丶所であるが、全體の上から見ればもとより馬太傳と相當すべきものである、たゞ此の問上に對照した所によ
つても分るやうに、兩者添く一致するのではない、これは聖書自身の相違あるかも知れないが、また引用者の考
によつて取捨した因るとも考へられる。
 序に上に擧げた所について二三の管見を附記して置く、見乃此の時代に行はれた諸宗の經典は周知せ
られた佛語を借りて用ゐたものであること、前述の摩尼經について見ても明かなことで、道教の如きはその
最も甚だしいものである。此經典の文句を比較する迄もなく神聖普通の語の如きは(諸世普通なる語は三嚴蜜議にも出て居る)その
その一例で、これは聖書の文句を最初に見出した世普は Jesus の如きは(諸世普通なる語は三嚴蜜議にも出て居る)その
次に會衆に「父子」「一體とはいへ、少くともこの場合に於ては別に天父を指したものと思はれる(四行目「一」