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0302 羽田博士史学論文集 : vol.2
羽田博士史学論文集 : vol.2 / Page 302 (Color Image)

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doi: 10.20676/00000267
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景教經典序聽迷詩所經に就いて

二四〇

一 緒 言

序聽迷詩所經:一卷と題した殘卷一軸を東京帝國大學の高楠教授から示されその解説を求められたのは、昨年秋も末近き頃であった。此の殘卷は例の敦煌の佛洞から出て支那の某氏の所有に歸し、轉して近く同教授の手に入ったもので、内容を、見すれば景教經典の殘りなることは明かであるが、何人も從來之についての解読研究を公にしたものは無いとのことである。爾來研究を重ねて見たものは不可能のこと、自分の見る所では此の經典は非常に難解のものであって、恐らくその研究を完了したことは僅に委囑の責を塞ぐ爲と、一つには教授出土の文獻との間に、少からぬ因縁を有せらるゝ内藤教授の邊覧貫に當に當て、そこから出た類の少い景教の遺文を世に傳べることは、其の間多少の思ふが爲である。

二 體 裁

此の殘徒は敦煌出土の佛典に極めて普通なる厚さの黄紙、竪約二七サンチメートル、八(約八寸)の楷字本で、細