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0310 羽田博士史学論文集 : vol.2
羽田博士史学論文集 : vol.2 / Page 310 (Color Image)

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doi: 10.20676/00000267
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此の殘卷を讀むものは、一見して其の奇怪なる文體に驚かされるに相違ない、如何にしても之を正しい漢文と認
めることの出來ないのは言ふまでも無いことで、從って其の意味を正しく把握することも甚だ困難の事である。此
の點に於てはかの一神論とほゞ同樣の性質を有するものであり、景経の目録に見える景典にしても、三蔵蒙蔵讃の如きは、
七字句の形を用ひた漢文として立派なものであり、景教碑文の撰者が、漢語漢文の學習には從事しながら、この序聯述詩景碑所謂出する所
あるといふ以上、多分また此等の経典の撰者も、一神論や、景数碑文の撰者が、漢語漢文の學習には從事しながら、また充分にそれに通
達し得なかった異邦人であり、またその文章を補訂し得る程の漢文の教徒を有しながら、獨一神論や、景教碑文の撰者が、漢語漢文の學習には從事しなが
いる奇怪な行文を見るのは、思ふに此等の経典の撰者が、漢語漢文の學習には從事しながら、また充分にそれに通
るまいか。卷中に存する誤字・俗字鎬などの多いことも、また注意を有しながら、從って課脱の生ずることも、思ふに此等の経典の場合に於
に、本來旣に不可解の點が多いので、轉寫も始めから機械的に行はれ、從って課脱の生ずることも、普通の文句其のものでは
けるよりも一層甚しかったことと、また一方から見れば、常初學識のある人々が此の教に歸依して、経典
の飜譯や轉寫に參加するものも少なかったことの反證とも認められよう。

此の経典の撰述や書寫された時代についても、無論到然としたことは分らないが、然し書寫の字體の上よす

五 残経の文體文字及び時代

日四四方閣黒地戦山崩世間所有墓門並
開所有死人並悉得活其人見如此赤鳥不信

羽田博士史學論文集 言語・宗教篇

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經教死活並爲瑜伽師其人大有信心人郎云

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