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0313 羽田博士史学論文集 : vol.2
羽田博士史学論文集 : vol.2 / Page 313 (Color Image)

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doi: 10.20676/00000267
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か。景教「五元眞主遮那讖」に於ては、その最初に「阿羅訶は勅ち阿羅訶」と記して、神のことを阿羅訶と言ひ、景教碑に
も同様に「五元眞主遮那讖」と言ふてゐる。阿羅訶は勅ち Elohiであるが、此の語とイスラエルの神として知ら
る。Jehova とが相通じて用ひられて居ることは、好く知らる、通りである。序題は此の他では、Jehova に対
する適当な形とは思はれないが、然も此の発見に於ては、好く他の古くの誤写本を投つた人々に認められるの
みならず、元来「彼」が「婆」の誤写なる場合は、仏典や他の古くの誤写本は全く見なければなるまい。若し、そうだとすれ
ば、序の中当合にも或は此の原音なる「子」へと考へて承認さ
れる次第であるから、此の場合にも誤りでないかと思ふ。古くは jiro とパラライズされて居ることであらう
が、然も「子」は我が國音 jro であるこの相違は同一音の発達の階段を異にしたものに過ぎないので、両者相近い音
恰も軽と羊とに於るが如きである。この始に y 音を有した文字で中古音に於て既に jiro に遡すことは廉ある例で、此の
である事はふまでもない。さてこの相違を有した文字の発達の階段を異にしたものに過ぎないので、両者相近い音
残経の中にも後に遡べるやうに「連難」の二字を初めに有する書写することは廉ある例あへ此の
ある事はふまでもない。さてこの始に y 音を有した文字で中古音に於て既に jiro に遡すことは廉ある例で、此の
ziro でもまた Jehova の jo を寫すのに用ひられたものと見て差支なからうと思ふ。かく見ることに於て論述の不都合無しとすれば、適
字であることについては、今更に例を挙げて説明するまでもなく、以下説示せらるる適理の論述に得らるゝならば、適
此の一句は即ちメシヤがエホバ神の法を説いて云はくと記したもので、併しながら此の考は、序題といふ語については、亦た便宜後に遮べる。
切なるものせらるべきものである。併しながら此の考は、序題といふ語については、亦た便宜後に遮べる。
固より安詮せらのるべきものである。序題と、ふ語については、亦た便宜後に遲べる。

景教經典序題迷詩彌經に就いて

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