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0329 羽田博士史学論文集 : vol.2
羽田博士史学論文集 : vol.2 / Page 329 (Color Image)

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doi: 10.20676/00000267
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と見えるのは此の名に当るものであろうか。但し今日に行はれてゐる古體シリヤ語の新約聖に、この名は Ragolla

見えるのは此の名に当るものであろうか。但し今日に行はれてゐる古體シリヤ語の新約聖には、この名は Ragolla

以上述べたところが若し幸に誤しき御見に陥らないならば、此の経は唐初東来の景士が教義宣傳の爲に、また熟
違しない漢語の知識を絞って論述したもので、意味の解し難い處は甚だ多いが、これにしても彼等が当時社會の状
態をよく考察して、それと調和を保つ方針の下に、徐に教義を説いたものであることを観取することが出来、景教
遺文として重要な性質を有するものと思はれる。更に詳細な研究を積めば、謎中難解の字句も漸次解明し得ら
るゝであろうし、また論述者の用ひた典拠が如何なる國語で書かれたものであったか知り得られ、従って其の國
籍などを判定する上にも根拠を得るに至るであろう。すべてそれ等の事柄については新に研究者の出ることを期待
して此の稿を終ることにする。

結  語

註① 義文第九年第一號「神論解設」〔編者註、本卷三五―九五頁〕。また Channames u Rullus, in ruiné
manichéen retrouvé en Chine, p. 1606参照

② 同上

③ 上海商務印書館発行東方文庫第七十一種考古冊第零册中に載する抗父氏の「最近二十年間中國景教之進歩」の一篇中に見ゆ

④ この事については近く出版さるべき此の残卷の解説に於て大論述する筈であるが、嘗て史學研究に於て話した要領が史林
第八卷第四號一五八頁に見えてゐるから、それによっても大體の論議は知り得られる謂である。

景教經典序聽迷詩所經に就いて

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