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0335 羽田博士史学論文集 : vol.2
羽田博士史学論文集 : vol.2 / Page 335 (Color Image)

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doi: 10.20676/00000267
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比して後出のものと見て然るべく、書寫の字體も跋唐期に屬するものと考へて誤らないであらう。

三 内容の要約と本文の轉寫

さて此の經典は瀰師即ちメシヤが岑覺僧伽の問に答へて勝法を説き、安樂道に達する道を示したもので、經文の形式は全く佛典のそれを模倣したものである。其の内容は全篇約言すると、
は三段、第二節は三段に區別することが出來る。各節・段の大體を問ふたのに對して、瀰師即ち安樂道は先づ勝道を説き、無欲無聞で正員を暗
第一段(1〜29)では岑覺僧伽が送び感へる人々を修めようとするものは先づ勤、欲除き、無欲無聞で正員を暗道を修すべきを説き、その第一段(1〜29)に、第二段(29〜33)には諸の名聞を遠稽(稽)・無稽・淹稽)を累積するべきを説き、無邊無量の福を暗べきを遠べ、第三段(33〜39)には是瀰師詞が無疑の識を具有し、無邊無量の福(稽稽・無稽・淹稽)を累積し、廣濟利益したならば然も目からこれを證する瀰師詞が無きが如くであるといひ、の四法を得たならば、諸法中に於る最勝の法を覆たもので、即ち安樂道と名くべきであるといひ、次に第一節(38〜73)の中に樂ある所以を説き、かく無欲・無爲・無德・無誑の四法を安樂道と説けるに對し、岑覺僧伽が更に無中に無欲・無爲・無德・無誑の四法の安樂道の所説が神妙にあって之が存しないことを説き、第二段(61〜73)には岑覺僧伽及び諸大衆に對して、此の節の所説が神妙にあって之が存しないことを説き、これを供養讀誦受持するものは、實に其の父祖一代・二代のみならず、

最教經典弘志安樂經に就いて

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