National Institute of Informatics - Digital Silk Road Project
Digital Archive of Toyo Bunko Rare Books

> > > >
Color New!IIIF Color HighRes Gray HighRes PDF   Japanese English
0377 羽田博士史学論文集 : vol.2
羽田博士史学論文集 : vol.2 / Page 377 (Color Image)

New!Citation Information

doi: 10.20676/00000267
Citation Format: Chicago | APA | Harvard | IEEE

OCR Text

る。

ふてるのは、即ち同交書の表面から積く前文を受けて、まさしく所謂十三著の結合のことを指したものと思はれ

* 「電達」としての、British Museum 所蔵のスタイン氏蒐集文書中、摩尼教論議文に見える。此の禮議文は目分は
同館に就て見ることが出来ず、矢吹學士が寫貸して貰られて、第三回大議會目録下の末に、僅に其の項目だけを載せ
たものに就くのみである。二三度氏に依頼してこの寫眞を一見しやうとしたが、いまだに許諾を得ないのは
遺憾に堪えぬが、其の禮議法則候文に記されて居るのが、子墨修忙備備達と記されて居るのが、子墨修忙
偏という電達 tien-ta (dântar, dântar) = dîitar の作という意味だと信ずる。

此等の斷簡を漢譯本と對比して讀んで行く中に其の譯語の上から甚だ奇異に感じるのは、漢譯の惠明なる語が、
トル語には、nom quit r(a)ngri と記されて居ることである。即ち交字通りに譯すれば、法則、法威神(ペ・コック氏は、Gott der Gesetzes-
Majestät と譯す)と譯すべきことである。

第二日者即是智惠十二天王、從惠明化(op. cit. 115 (611)

に對する交が、第八交惠十二天王、從惠明化)に見えるが、像日圓滿具足即驗(op. cit. 115 (611)
であり、また漢譯本同員の此く前に記さる、「惠朗」に對しても、「惠朗」という語に對すべきものは、ここに記した nom quit r(a)ngri
明使、惠明大智等植々に書かれて居るが、要するに同一語であり、而して之が淳風、もしくは淳法という語と同

ル・コック氏著摩尼教遺文

三二五