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0393 羽田博士史学論文集 : vol.2
羽田博士史学論文集 : vol.2 / Page 393 (Color Image)

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doi: 10.20676/00000267
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に käne uri「童男」、čäčäk「花」「童女」の käne で「若さ」の義と解すべきである。
(3)burs「虎」は稀覯人名等に好んで用ゐられた名と見え、「督厳な名」の義で記されることも居る。
qïvïr はA18にも視覺形を取って qïvïrïar と記され、A 9の第四語もこの
の残缺であらうと思ふ。
(4)yïkän、y(ä)kän、y(ä)ŋgän は A 4、9、12、13及びB10にも見え、又A14には šäŋmïz として見えて居る
語義は「朝」「使」でこれもまたオルホン碑文を初め唐書回鶻傳上卷二に移健類変という
名稱が記され、その外にも「移健」という名は屡々吐魯番出土のトルコ文書にも現はれる。この名については
Hirth 氏の試みた解釋あるに拘はら
ず、多分この種に對應するものであらうと思ふ。⑧
švik 即ち š(ä)vïk「将軍」に当ることは既に吐魯番出土のトルコ文書にも見え吐魯番碑文にも見える。⑨
šäŋgün が漢語「将軍」に当ることは更めていふ迄もない。
sada は人名としては人名語「将軍」に当ることは Radloff の Uigurische Sprachdenkmäler 中の第十三文書に sada という名が見える。或
は部族名として知られてゐる沙陀に関するものではあるまいか。
(9)、šavïz という語が稱號中に用ゐられてゐるのは裏也多らしい。語義は「訳す人」=「説話者」であって、B5
に見える「訳人」即ち「元訳人」「通譯者」とは區別されねばならない。
trqun 即ち tïlmïz、tarqan はよく知られて居る語で、唐書突厥傳に記してあるその大臣二十八等中の「達干」に当るも
のであるが、然もトルコ語の earqun は實は漢語の「達官」の轉化されたものに外ならぬと考へる。本来漢語であ

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