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0462 羽田博士史学論文集 : vol.2
羽田博士史学論文集 : vol.2 / Page 462 (Color Image)

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doi: 10.20676/00000267
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であらうか。従来未だ解釈を得ない、然も甚だ注意すべき事柄と考へる。ペリオ氏は嘗て此の ng 音の消滅、然も
それが一時的の現象で、今日ではまた明かに之が存在する事について、一個の假定説を出して、「唐代に於て北方
の鼻咽音(郎ち ng)は事実消滅しやうとして居たが、道・金其の位波族以外のものゝ侵入によつて生じた退廃、
の後、中央地方の漢人等によつて其の言語上破復運動の如き事が行はれ、宮に此等の鼻咽音を消滅せしむる趨勢を
阻止したのみならず、知つて其の未来の完全なる音値を再現するに至つた」と疑つた(J. A.
1912, Kaoticiang, Ohjo, Houactichoue et Oiactichoïs 参照)。かゝる風に考へるにしても幾つかの証明を要するし、別に新しい解釈を加へ得るか
問は之で解き得た譯では無い。

自分の此の稿を草するのは前にも述べたやうに単に此の資料を新學研究の士に提供して、其の研究を希ふの意味
に外ならぬが、既に之に就て多少の類別を試みた中で、特に目立つた現象の幾つかを掲げて置くも、或は読者の
或人々には何等かの便宜を与する事になるかも知れない。特に之を研究する人
人の鳥には蛇足に過ぎぬかも知れない。

音評に関する注意

西藏字の音譯文字は主としてダス(Sarat Chandra Das)氏に據つたが、然も中には放らに自分の用ゐる翻された所