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0463 羽田博士史学論文集 : vol.2
羽田博士史学論文集 : vol.2 / Page 463 (Color Image)

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doi: 10.20676/00000267
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に變じたものもある。即ち西藏字の語頭語尾にダス氏の用ひるh(Jäschke 氏のǵ)に對して自分は、,を用ゐた。
無論此の字は漢字の音譯に於ては語間にも用ゐられて居る。發音は英語の hour, honour 等のhに當る。
ダス氏のnに對しては語間にも用ゐた。勿論 ṅ の音を示す。
其の他の文字については、特に説明の不便を避ける爲、すべてダス氏に從つたが、元來西藏字の一字で表はして居るのをすべて下に横線を施して、kh ch th ph ts tsh ds sh によつて一個の西
藏文字の音價を表はしたものである。
ついては二字もしくは三字で寫すことによつて、或は誤解を生ずるかも知れないと考へたから、かゝる類の文字に
cは英語 porch sharp の ch.
c は英語 sharp の ch.
その他は特に誌記さない。委しくはダス氏の藏英字典に附した發音表の參照を望む。
寫質の文字の朦昧なものを寫出した場合には、(?)を加へし、破れ又は汚れの爲に文字の見えないのを試に補つた
ものには( )の中に收めたのは、寫質には見えぬけれども千字文に照し、且つ西藏文字の音を考へ合せて誤ない
と信じて掲げたものである。
漢文字を( )の中に收めたのは、寫質には見えぬけれども千字文に照し、且つ西藏文字の音を考へ合せて誤ない
西藏文字中、或は母音記號の脱落が存するのかと思はれるものもあるが、今は私意を加へず、その讀み得るもの
については其のまゝに譯音戰した。

漢藏對音字文の斷簡

四〇一