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0492 羽田博士史学論文集 : vol.2
羽田博士史学論文集 : vol.2 / Page 492 (Color Image)

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doi: 10.20676/00000267
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四三〇

數が少ても多くの言葉を寫し得る組織を採つたものと見なければなるまい、かゝる組織は如何なるものであるかといへば、要するに音字を工夫し製作したものと見るのが適當であらう、然らば其の字體もそれに則つたらうとも考へられる。今日も記事だけに供する漢字の體を用ゐる、然もそれを音韻を表はしたやうに組み立てたらうとも考へられる。

を定めやうとするのは無理であるが、今前者を以て契丹語を記したものであるが、之を所謂小字に該當せしめて考へ所載の隷錄のものとは異つた箇所に見られるのであるから、之を所謂小字に該當せしめて考へて見ることは出來ないが、蒙北錄に見ゆる契丹字が新たに發見せられたのであるから、漢字の鱗聲の變形であるから、到底之を音字と見ることは出來ない、之によつて種々の元字を組み立て、複雜な一箇の文字を寫つたものであると見たら、今此の元字が澤山ある。思ふに此の複雜な字書は、根本資料の蒐集が不鮮明であるから、暫く見合すべきであらう。今此の元字を抽出して論ずることは、幾返していふやうに、之によつて數個のシラブルより成る一語を寫つたものであると見たら、

之と同一の字書に連ない、之と共に意字も存するのではないかと思ふものを多く有する⑩。

れた結果綴音文字達なべき字書を論ぜられた。余輩は郎君行記の大體について此の考を勸めないものと信ずるが、然れど音字だけではなく、それと共に意字も存するのではないかと思ふ、更に音字を設置したと考へられないかと思ふものである。此の事は契丹字の制度に依做して作られた女眞字は、更に音字を設置したと考へられないかと思ふ、更に音字を設置したと考へらるべきことである。

れた女眞字は角島君行記の文字に音字を設置したと考へられないかと思ふ、更に音字を設置したと考へらるべきことである。果して此の文字を以て、法則が同韻に參考して作つた所謂小字に該當せしめて考へ、少しの不都合