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0512 羽田博士史学論文集 : vol.2
羽田博士史学論文集 : vol.2 / Page 512 (Color Image)

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doi: 10.20676/00000267
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順序で、縦に對比して並べた生けで、一々の發音を漢文政は滿文で示すことは廢されて居る。さて此の書物は何時
出來たものであらうか、乾隆時代の製作であることは前記二體文鑑の序文から考へても明らかであるが、此の書
には序文もなければ、また四庫全書總目にもこれを見て居ない、たゞ四庫全書の出來上つたのは乾隆四
十七年七月であるが、此の御製木の出來たのはこの年より後といふことで、全部三十六卷で
增訂文鑑と同じく正篇二十一卷、補篇四木卷より成つて居る。
以上各書を通じて一貫して居る問題があるが、此等の書物は上記の様に積々の點に於て
相異つて居るのであるが、只一つ各書鑑を通じて一貫して居る問題がある、それは即ち集録してある言葉の類別の仕
方であつて、天文類から最初の文鑑の體裁を尊重して、最後に至る迄保
至る迄、各書皆一である。これは最初の文鑑の體裁を尊重して、最後に至る迄保
存したものであらうと思ふ。(三體以後に此の中の小別によつ〔て少し増加してはゐるけれど〕)

三 五體清文鑑

以上述べた各書の解題は、實はまた五體清文鑑の解題の一部であつて、かゝる沿革の後に此の書が更に編纂せら
れたと云は、書き残した所は殆何もないのである。此の書も四體と同様に、序文も几例も目録もなく、他の諸書
を渉獵して見なければれど、ただ書物の性質上乾隆末年の勅撰本なること
は、自分が云ふ迄もなく先きの三體の序文を見る人には、一見首肯せられること〳〵思ふ。而して四體迄は各々板木

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