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0524 羽田博士史学論文集 : vol.2
羽田博士史学論文集 : vol.2 / Page 524 (Color Image)

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doi: 10.20676/00000267
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べき限りではないが、たゞ一つ注意して置かねばならぬことは彼等の掌った土地と其土地に於ける、般の自然現象
との概略である、一體これらのことはその地の民族の精神を支配するにすこぶる勢力あるものであって、従って其
風俗習慣等の、根據を茲に存する少なからぬのである、女明史を書く人々がとくに之等の點に注意して居
るのは誠に尤常のことであって、有名なるバックルの英國文明史を如何にこれらの点を応用せるかは
がわかる、

役等の本據地は、このヲラ河オノン河ケルレン河等の發源する地所ブルカン山の地であると云はれて居る、有名
なるバイカル湖の南方、ゴビの沙漠の北方に位して居る、バルラスがその地方のことをかいた東経約百十度、北緯約四十八度位を中心
とした地方であって、ゴビの沙漠に当たる歐羅巴の地よりはるかに飲料であって、一二四五年歐羅巴から四五ヶ月の間氷
地の高燥なるが為めに同緯度に達することは珍らしくないといふで居る、バイカルの水は常に繁茂に来たブラ
ノカルビヤ、一二五三年に同じく欧羅巴から茲に来た非常な客業が驚来して鳥居る一二四処を合せて見ると、十二月頃五
月頃迄は氷がとけない、五月になっても時に非常な客業が驚来して鳥居る人番の死することもたびゞであるのみな
らず、又書間の外は常に雪の降るのが常である、そして著しい頃には雷鳴頻りに起って屢々大書を興へたりまた俄かに雪
がぶったりすることがあると云ふ穏なことを繰り返しゝくいて居る、要するに寒季長く且つ強く、天候は激變が行は
多くて災厄々々来り、従って生物の生息には少からぬ不便を感ずるのであるが、穀物を作ったりして居たことも見える
れぬいふのではない、後に支部人が此地方に移住て野菜を栽培したり、穀物の性質としては全く農業は見える