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0527 羽田博士史学論文集 : vol.2
羽田博士史学論文集 : vol.2 / Page 527 (Color Image)

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doi: 10.20676/00000267
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らば、彼等は決して水を用ゐて洗滌をしない、且だしきに至りては顔を洗ふとときにも水中に手を浸すことをしない、必ず先づ口にふくんで之を手にうつし然る後に留なりを洗ふのである、こんな事は当時の旅行家の記するば
かりではない、成吉思汗の制定にかゝる一種の法律の中にも明かにこのことを規定して、もし犯すものがあったら
厳罰に處すると定めてある、さうしてひとかにでも、常にその激烈なる現象に驚倒して之を畏れ、雷に撃たれるものと信じて居る、さきにの
べた様な雷電の多い地方のことであるから、また外國からして之を見、雷に撃たれ、物を獸ずるときには、そ
した前者と考えるに至つてはむ面白いことであると思ふ、また外國の王に物を獸ずるときには、そ
の使者は進物と一緒に一度必ず居る火の中を通らねばならぬので、これをしないものは決してその目的
を達するとの出来ないと云ふて居る、こんな奇習がまだだしいくらもあるが技には省することにする、と
て、どう斷つての事は持されなかつたと述べた蒙古等の信念から来たものらしい、いくらもあるが技には省
もかくもこれらの事は持されなかつたと述べた蒙古等の信念から来たものらしい、いくらもあるが技には省
之を演がずことはできない、火の如き様な彼等のはあらゆる人間の行爲に打ち勝つ高貴な考えを選くることが出来る
ルビーも此火の中を通る理由について蒙古人の語ることをして「火は能く高貴な智慧を選くることが出来る
からである。」と傳へて居る、彼等の外圍の物象を崇拜したことを及びその観念の大體は大概こんなことで知ることが
出来ると思ふ。
次に述べて見たいのは彼等の死に對する考えである、さきに云ふた様に彼等はあらゆる現象に生命を附與するので
あるが、此死なる問題に就いても同様の考えを持つて居たらしい、死はたゞ生の一方面であって、尙は通常の人に等

蒙古族の宗教的風俗習慣

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