National Institute of Informatics - Digital Silk Road Project
Digital Archive of Toyo Bunko Rare Books

> > > >
Color New!IIIF Color HighRes Gray HighRes PDF   Japanese English
0531 羽田博士史学論文集 : vol.2
羽田博士史学論文集 : vol.2 / Page 531 (Color Image)

New!Citation Information

doi: 10.20676/00000267
Citation Format: Chicago | APA | Harvard | IEEE

OCR Text

は之を醫師の役をつとめた、野蛮の地一番早くから佛教が大な沙門が往來したことも、之等の沙門
が時に醫師の勢力は漸次彼等の間へ、而して沙門の名はみ他の類似にてらして承認することが出来
る、佛教のあるまいか、それはともかく本題を道ふて蒙古のカムなるものが常にどんなことをやり、またどんな勢
つたのでは、どんなに彼重せられたものであるかを見ればならぬ
抑もち、戰はと彼等にとつて重大な仕事は、世界の討平、蒙古大帝國の形成である、從つて彼等の最も重き殘
は戰爭であつて、戰はと彼等によつての戰の開かれるのを見るのに彼等ふに先立つて先
づ巫者をして戰の日時吉凶等を卜せしめる、巫のトした結果によつて戰の開かれるので、いくら軍路上好期と思はれ
ても、よき占の出ない時には、戰ふことはしないのである、巫人がこれを許さなかつたとはいふブルキーの語るところである、こういふ
して當拔を再びしようとしたけれども、蒙古が征服の軍をおさめたときにも、幾度も後援は
わけであるから此等の行軍には必ずこの巫者が隨伴する、そして戰の敗辱にそのブルキーの青因をとするのである、汗の
住居の邊には此等がなかなく樣である、ルブルキーによるとふとところに各地から彼等の數をほんぶる参て、
その中に數教長とも云ふべきものがある、常に汗の住居の前、一揃石位の竝つ竝に各地から彼等の數を信ずるものが
長の君守に屬するのである、他の宮客者は酷庭の後ろの方に居る彼等は、戰爭のこと以外色々なことに、小供が生れた時に先づ招
集つて來る云々」とこうやつて始終宮廷の間、汗の佛等に居る彼等は、偶像をのせてはこれは数
生死荒波すべて人間の大事には添ふ干渉した樣である、少しく詳かに述べて見るならば、

蒙古族の宗教的風俗習慣

四六九