National Institute of Informatics - Digital Silk Road Project
Digital Archive of Toyo Bunko Rare Books

> > > >
Color New!IIIF Color HighRes Gray HighRes PDF   Japanese English
0577 羽田博士史学論文集 : vol.2
羽田博士史学論文集 : vol.2 / Page 577 (Color Image)

New!Citation Information

doi: 10.20676/00000267
Citation Format: Chicago | APA | Harvard | IEEE

OCR Text

入つて居るが、南朝に之が流傳したか否かは疑問であるし、よし南朝にて此の教の事を知つてゐたとしても、それは祇だ天神火神を拜することを知つたに止つて、必しも當族字のあつた譯では無く、此の字は同じく最後の上元元年以後孫強等が増入した所であらうと見、上記の永樂本には宗部に最末の十六字中に之が収められてゐるのを零證とした。此の見解は大體に於て當を得たものと思はれる、もし我國に傳はつた同書の舊鈔殘卷に示部が存すれば、もとの玉篇に於て既に増大されたか、もしくは其の以後、例へば陳彭年等の舉した所であるかの殘念である。たゞ上元本玉篇には祇くまい。
かくて唐初から用ゐ出された祆字は、玄祆の四域音義、杜佑の通典、陳氏の擧げた如く慧琳の往五百國倶本設・切有部毘那耶皮革及び、之に對する祆鱗の訣は、切経音義、杜佑の通典、陳氏の擧げた如く慧琳の往五百國倶本設等の唐代の書には皆之を載せ、新舊唐書等にも等しく載せらることいふ迄もない。たゞ茲超の往注しなければならぬことは、此の書いたものもあるが、大概は祆、書に此等之を載せる印刷されて今日に傳はつて居るものには、此の字を正しく祆と書いたものもあるが、大概は祆、しくは祆と見られる形の字で記に見えて居る。此の字の意義については藤田博士の慧超傳箋證にも、本文には特に祆字に作り、而して「楽経音義」と見え、祆鱗当作「祆」と見えて居る。此の字の意義については藤田博士の慧超傳箋證にも、本文には特に祆字に作
西域國天神云:「と見え、設次に後銭の新附した所に、「胡神也、从示天聲、上胡翻反、胡神官名、方言云、木胡地也、言多事然天、謂天爲
祆、因以作字」と見え、設次に後銭の新附した所に、「胡神也、从示天聲、火千切」といつて居るなどによって
も、宇勞が天で無くして天であるべきことは殆んど疑無いのであつて、方智が「祆師卽縠稱天祠也……字

天 と 祆 と 祁 連 と

五一五