National Institute of Informatics - Digital Silk Road Project
Digital Archive of Toyo Bunko Rare Books

> > > >
Color New!IIIF Color HighRes Gray HighRes PDF   Japanese English
0579 羽田博士史学論文集 : vol.2
羽田博士史学論文集 : vol.2 / Page 579 (Color Image)

New!Citation Information

doi: 10.20676/00000267
Citation Format: Chicago | APA | Harvard | IEEE

OCR Text

の記録をそのまゝに採用した所と、新に書き足した所と、によって生じて来た相違で、要するに同一義に外ならぬ。
 隴氏は「未造祢字以前、諸霊以天辭二字代用、旣有祢前後、斷定、難き説を居るが、必しもかゝる義に外ならぬ。
者、必別有所指火也云」といって居るが、必しもかゝる義に外ならぬか。斷定し難き説を居るが、必しもかゝる義に外ならぬ。
らう。高昌の天神といふものが祢神に外ならざることについては、縁を用ゐることも及ぶた所でも知り得ることであ
天に示を附け加へたものによりこれに外ならざることについては、縁を用ゐることも及ぶた所でも知り得ることであ
に外ならぬことは前賢の説を待つまでもなく、甚だ子り易い所であし、芸に於てか此の字に集聞や類編などの與へ
た他年の切、天の音あることを積めて自然の事と見なければならぬ。然らば何故に祢字に「闢中調祢」とある
かといふと、乙は天 Täŋri の一種の方音に外ならぬのであって、集聞の鸞切の献字子に「闢中調祢」とある
のは、天を当時闢中地方の音では Täŋri といふたことを示したに外ならぬ。今日も隴氏が「闢中天字亦有
呼煙切如吾鸞新會及西江「帯各音皆是也」といって居る通り、字音の相違は認め得られるし、また芸つと古い
時代にも然りしことは、劉世毅の釋名方言に「天箋刃客覆以舌腹音之、在上闢也。青俗以舌頭音之之古坦
也、坦然而達也」として、杭世駿の釋名方言に「天箋刃客覆以舌腹音之、在上闢也。青俗以舌頭音之之古坦
等の音の間に於る轉音の現象に過ぎぬのであって、顏師古が「拒誰即身覆天箋也、竟専覆と各同一名を寫せるに過ぎぬのと同様の例
である。漢書西域傳無當音の現象に過ぎぬのであって、顏師古が「拒誰即身覆天箋也、竟専覆と各同一名を寫せるに過ぎぬのと同様の例
るのも、此等の天辭と賢夷の關係を認めたものに外ならぬ。顏師古が「拒誰即身覆天箋也、竟専覆と各同一名を寫せるに過ぎぬのと同様の例
 胡地多事於天、訓天音訛、因以作字」とあり、集韻、類編六書統等に、「胡訓祀爲祢」とあるに基いて、

天 と 祢 と 鄧 連 と

五一七