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0586 羽田博士史学論文集 : vol.2
羽田博士史学論文集 : vol.2 / Page 586 (Color Image)

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doi: 10.20676/00000267
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分は今、此等の何れにより説明すべきかの岐路に立つて居るのだから、無理に一方に拠ることを避ける次第で
ある。大方の叱正により、何れか従ひ得るならば幸である。

此の書について既に史學雑誌第三十四巻第四號に於て、石田君が紹介せられ、ついで支學第三巻第三號には、神田君
の紹介があるから、更めて繰り返す煩を避ける。たゞ此と同じく、此の書が敦煌に關する史料を能く集めたもので
あることを述べて置く。

註① 朝野飲載卷三に「河南府立橋坊及南市西坊、皆有借妖魔刷作妖魔刷作妖魔刷借本作劇、廝商胡斯斯斯斯斯、琵琶駿笛、酣歌醉舞云々、陳氏

② 前記石田君や神田君の紹介参照

③ 通典居第八章

④ 通典の條下に引用せられた經行記の文句に據るのであるかそこには有神明名抜となつて居る。抜が妖魔の誤であること
は疑ない。

⑤ 通雅卷十一。

⑥ 此の文書は自分が巴里の Bibliothèque Nationale 所藏のものについて寫して来た所に據るので、同館所藏ペリオ蒐漢
文書の写真は自分が見るものについて寫するものである。

⑦ 陳氏の書第五章参照

⑧ 陳氏の書第五章参照

⑨ 陳氏は此の一句を初めて六書統に見えるとして居る説は前記神田君の紹介中に記さる、通りである。

⑩ 「俗」とある。陳氏は此の一句を引いて、同書第五章に「俗謂調月祇」とあるのを記しているが、自分の見る處には「俗」ではなくして、集詞詞集様

⑪ 陳氏の説にも同様の見解が見える、同書第五章参照。