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0597 羽田博士史学論文集 : vol.2
羽田博士史学論文集 : vol.2 / Page 597 (Color Image)

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doi: 10.20676/00000267
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探検隊派遣があったことは能く知れ亘つて居ることである、こんな稀で日に月に此邊の歴史は明らかにせられつゝある、塞外の地といへば東洋史の上でもやゝもすれば塞外に付する稀な傾向は、前世紀迄の夢にすぎなかつた、支那古帝國の老然たる歴史が香として傳へない自からの消息を、新疆の砂の中から嗅き出すなど、實に快心の極みであるし老廃の印度の國が、とんと殘さない佛陀の遺言を等しく新疆の洞穴から嗅き出すなど、實にまた中央亞細亞探機の調達物とも昨年末我が學界を驚かせた佛人ペリオ氏の教煌の遺書を等しく新疆の洞穴から嗅き出すなど、實にまた中央亞細亞探機の調達物ともいふべき大慶である、今本年一月巴里地理學會發行の la Géographie 及び、同三月巴里發行の l'Illustration によつて一行は三人で、ペリオ氏は考古學、史學、言語學、ヴェイヤン (Vaillant) 氏は地圖、天文、博物、ノヴェット (Naette) 氏は寫眞と各々其分擔を定め、各諸地の發掘研究を目的とした、殊んど一年間を準備に費やして、千九百六年六月十五日に巴里を出發し、モスコウ、オルェンブルグ、タシュケンドを経て魯貫トルキスタンの鐵道の終點アンディジャンに達し、茲に鐵路と別れてオシュに至り、いよく大旅行の路を開いた、駱駝七十四頭の一隊ブカシュガル (Kachgar) の研究に着手した茲ではイスラム教侵入以前の佛教有稼を知るのを目的にして、三ヶ月許り滞在し、多少の資料を得て後クッチャに向かつたが、ほゞ半途にして貫てヘディン氏等が報告したるトゥムシュク (Toumchouk) 附近の一遺蹟に着いて、ガンダラ式の小佛像を發見したの縁緒に、彫刻した大片、貨幣、陶器、神像などを澤山採集した、千九百七年正月の始めにクッチャに到着して石窟い千佛洞を見た、これは既に聞

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