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0640 羽田博士史学論文集 : vol.2
羽田博士史学論文集 : vol.2 / Page 640 (Color Image)

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doi: 10.20676/00000267
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この地方に別にアーリヤ系のものがいり込んでをったと見るべきであるが、すべて問題は将来の解決に委ねれね
ばならぬ。
 これが如何なる民族のものであったことは事実である。然らば彼等は如何にしてこれを生業と稱する。支那のものを得たのは、當時の漢
の工藝品を所有したことは事実である。北の民の生業に認むべき事は敬てここに携った民族が、上述諸種
た平和の交通なる漢地の略奪自分は敬てこれを生業とする。同様の事情を西方に対しても想定すべきであらう。トルコや、
ウイグル、蒙古などによる部族が、こゝから騎行に適する地方、即ちアルタイから準噶爾の地方、天山北方の牧草地を
たどつて西に乗りだし、露領中央アジアとかペルシヤやウラル地方とかを侵した同様の事情が、各々に考へらるべく、ずっと古い時代
においてあったかも知れず、然らずとも直接あるひは間接に、ギリシヤ文との交通があり、またかくは明らかに考へらるべき日を得たねばならぬ。
り、変易が東西に貫く一脈を見たけれどもなるまい。たどその地方については額々に考へらるべく、あるひはシ
ベリヤを東西に貫く一脈の聯絡を求めるべき事があるひは当然に、一貫した脈絡を求めるべき日を得たねばならぬ。
も知れないが、それは収集さらるべき遺物の上から、この考えに貴し得べき材料は豊富していふべきである。
し記録の上に立って判断するならば、この考えに貴し得べき材料は豊富していふべきである。
時になると、アラビヤの商人が外蒙古から天山の北にかけて勢力を有したルギス人の間に、織物類を貢り込んだ上が初めて外蒙古の地方と伊犂、露領中央アジア、裏海黒海の北方地方などの遊牧種
事が現はれ、蒙古時代から初めて外蒙古の地方と伊犂、露領中央アジア、裏海黒海の北方地方などの遊牧種
族の間を結びつけた変通路が明確に記録の上に現はれて来る。然しこの道筋が匝に漢代から蒙古地方と西方とを通

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