National Institute of Informatics - Digital Silk Road Project
Digital Archive of Toyo Bunko Rare Books

> > > >
Color New!IIIF Color HighRes Gray HighRes PDF   Japanese English
0641 羽田博士史学論文集 : vol.2
羽田博士史学論文集 : vol.2 / Page 641 (Color Image)

New!Citation Information

doi: 10.20676/00000267
Citation Format: Chicago | APA | Harvard | IEEE

OCR Text

ずる用ゐられて居つたものであることは、これを証明するに決して難くは無い。漢代以後、天山南路を経て支那
と西方とを結びつける交通貿易の道筋で、大體においてこれを証明して並行することは、天山北路の道筋も亦、こゝに見たる西方の美
衛工藝を、東方蒙古の地方に導く交通貿易の道筋に至つたに相違ない。天山南路の大幹線から分ぎして外蒙古に入
つたものもあることはもちろん否まないが、それのみではなく、シベリヤ地方に存する同種の遺物の分布は、寧ろこの天山北方を通ず
おんで居るものを説明することは出来ない。それが適当ではあるまいかと思ふ。
る交通線からの分ぎしとは来の交問の流儀は、それが獨り外蒙古の地に止る譯はなく、
かよく見る以上、この交通に由る交問の流儀は、それが獨り外蒙古の地に止る譯はなく、
那によんど分ぎしとは来の交問の流儀は、それが獨り外蒙古の地に止る譯はなく、西方との間に相通ずる服飾を支
にかよく見る以上、この交通に由る交問の流儀は、それが獨り外蒙古の地に止る譯はなく、
有するのであることと、かの戦國時代から支那に行はれた服裂、いはゆる胡服において、西方との間に相通ずる服飾を支
するのであることと、また同様に蒙古から更に向つて北滿地方にもおよび、それが南に下つて支
半島にも波及したと考へても見なければならぬ。朝鮮出土の古代の工藝品、例へば慶州の古ふんなどから出る鉤帶の
類において、遂に西北アジア地方出土のものと腹絡を有せねばならぬ。朝鮮牛島の土俗習語の上などにはその政治
の相關とも説明されやうが、むしろこの系統に關すべき現象かと思ふ。北方からの勢力を顧慮せねばならぬはずである。
的の方面と共に、從来の研究のおよんで居る以上に、北方からの勢力を顧慮せねばならぬはずである。



ュ氏の登掘の詳細を知ることは更に後日を期せねばならぬ。單にその中の美術の方面の、それも一部分の資料か
らだけでも、考究に價する事柄は極めて多い。早く詳細の報告に接したいものである。

外蒙古におけるコズロフ氏の登掘

五七九